2018/06/13 08:01
一番楽に栽培する方法は適地適作。
畑がある場所の気候と
土の質と
季節に
合った野菜が最も作りやすい訳ですが、
当然、周囲の普通農業も有機農業も
同じ物を皆さんが作る訳で、
同じ野菜が同時期に溢れます。
最近は地産地消というのが定着し、地物コーナーがどこのスーパーにもありますが、この地物コーナーで普通野菜と有機野菜が当然ながら戦います。さらに有機JAS VS 特別栽培も。
客層に違いはあっても、価格は引っ張られるんです。
安心野菜の商品は基本的には、年中固定価格。
西洋野菜は周りに生産者がいませんから戦いに巻き込まれる事はありませんが、一般野菜は普通に戦うと負けるんです。
そこでやるのが、微妙に栽培時期ずらしをします。安心野菜の栽培はすべて路地栽培。ハウスはありません。ずらす技術は使えません。
では何をやってるのか?
答えは自家採取です。
その土地で何年も栽培すると野菜は土地に合った成長をします。小さな進化をするわけです。これで周りより先に収穫が始まったり、後で終わったり出来ます。ここが勝負になります。
とはいえ、ほんのちょっとしかずれないので、基本的には県外に出したり、同じ野菜を作らなかったりとあまり戦わないんですけどね。
だから一般的な野菜が少ないわけです。